『コロナ禍の苦悩と新たな挑戦』
前回の続きです!
世界中が大混乱に陥り、日本でも緊急事態宣言が発令。外出が制限され、今まで当たり前だった日常が一変しました。
飲食業界にとっては未曾有の危機。社会の変化に対して自分の力ではどうしようもないことばかりで、不安しかありませんでした。何度も「もうダメかもしれない…」と頭をよぎる日々。
最初の頃は**「1年もすれば元通りになるんじゃないか?」**と楽観視していました。流行が落ち着けば自然とお客様も戻るだろうと、深く考えずにいたのです。
しかし、時間はあっという間に過ぎていきました。
気がつけば1年、2年、3年…。
それでも状況は変わらず、むしろ人々の生活習慣自体が変わってしまいました。
動かなかった自分への後悔
今振り返ると、私の一番の反省点は**「世の中を先読みする努力をしなかったこと」**です。
新しいビジネスを始めたり、時代の変化に対応するためのチャレンジをするべきだったのに、それを怠ってしまった。
優秀な経営者であれば、すぐに動き出して新しい戦略を立てていたはず。
でも、私は動かなかった。
「頭に汗をかく努力」、つまり本気で考え抜き、必死で行動することをしなかったのです。
そして2024年3月。
「このままでは、あと1年持たないかもしれない」
そんな現実を突きつけられることになりました。
でも、努力はしていたんです
もちろん、何もしていなかったわけではありません。
- 経費をギリギリまで削減したり
- チラシを作って販促活動をしたり
- お店の雰囲気を変える工夫をしたり
- アーティスト応援プロジェクトを立ち上げ、アーティストさんに協力してもらったり…
それなりに必死にやっていたつもりでした。
でも、ある日気づいたんです。
本当に大切なもの
「今までどうにか続けてこられたのはなぜだろう?」
そう考えたとき、はっとしました。
「そうだ! 私たちはお客様や関係者、地域の皆さんに支えられているんだ!」
コロナ流行前は、お客様としっかり向き合えていませんでした。
**「お客様が来店するのは当たり前」**と、どこかで思っていた。
**「美味しい料理を出していれば大丈夫」**と、ただそれだけを信じていた。
でも、それはただの思い上がりでした。
本当に大切なのは、料理だけじゃない。
お店とお客様との「絆」こそが、なくてはならないものだったのです。
本日はここまで!次回へ続く✨
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